生理作用 貧血予防改善
   成人体内に約3gが、赤血球のヘモグロビン、筋肉のミオグロビンや肝臓のフェリチン、一
  部は全身の細胞に広く分布し含まれ、ヘモグロビンの鉄は血液を介して酸素を運搬し、ミオ
  グロビンの鉄は酸素を細胞内に取入れ、各細胞の鉄は酵素の活性化に関係し、栄養素の
  燃焼に役立っているミネラルです。
   赤血球は絶えず骨髄などで造られ、古くなったものは分解してしまうので、鉄が不足すると
  赤血球の生成が妨げられ、貧血となります。 但し、鉄は体内で再利用されるため、その必
  要量はきわめてわずかです。
   しかし、女性や妊婦の鉄欠乏性貧血はかなり多く、注意が必要です。「五訂食品成分表2
  001抜粋」

  多く含まれる食材
   ひじき、豚・鶏レバー、胡麻、切干し大根、きな粉、高野豆腐、調製粉乳、あずき、しじみ、
  鶏はつ、あわ、カシューナッツ、鴨、馬、がんもどき、ライ麦、コンビーフ缶詰、糸引き納豆な
  どです。

  1日の成人所要量 男性10、女性10〜12mg
   上記の食材を100g摂取した場合、男性が約33%、女性が約28〜33%以上満たされる
  概算になります。

 食材別含有量(100g中)「五訂食品成分表2001引用」
食材別 含有量 1食分 女性(%) 食材別 含有量 1食分 女性(%)
ひじき 55.0g 22g 100〜120 鶏はつ 5.1g 100g 約43〜51
豚レバー 13.0g 30g 約33〜39 あわ 4.8g 100g 約40〜48
胡麻(いり) 9.9g 100g 約83〜99 カシューナッツ 4.8g 100g 約40〜48
切干し大根 9.7g 100g 約81〜97 黒糖 4.8g 30g 約12〜14
きな粉 9.5g 100g 約80〜95 鴨肉 4.3g 100g 約36〜43
鶏レバー 9.0g 100g 約75〜90 馬肉 4.3g 100g 約36〜43
高野豆腐 6.5g 100g 約57〜68 牛レバー 4.0g 100g 約33〜40
調製粉乳 6.5g 100g 約54〜65 あさり(むき) 3.8g 100g 約32〜38
あずき 5.4g 100g 約45〜54 がんもどき 3.6g 100g 約30〜36
しじみ(むき) 5.3g 100g 約44〜53 ライ麦 3.5g 100g 約29〜35

  *他の栄養成分を考慮し、上記の1食分以下の摂取をお薦めします。

  不足がちになりやすい方
   閉経前の女性、妊婦や胎児、顔色がすぐれない、レバー・卵・海藻類をあまり摂らない方な
  どです。